日々うたかた

双極性障害の女

2020-03-20 炎上したくないけどお気持ちは表明したい

今日もバイト面接の日程調整の電話がかかってきませんでした。

AIさくらさんの件に関して、お気持ち表明したくなったのですこしします。
まずわたしは、さくらさんには好意的な立場です。かわいらしい風貌、親しみやすくてよいと思います。
今回問題として取り扱うべきは、「セクハラ質問を容認する答えが用意されていたこと」と「利用者が実際にセクハラ質問をした」ことではないかなあとわたしは思います。

まず、「セクハラ質問を容認する答えが用意されていたこと」は、さくらさんの運営側の認識の甘さと詰ることもできますが、それ以前に、そういう質問が想定される世の中であることを問題視するべきなのではないかなあと思います。そして「利用者が実際にセクハラ質問をし」てしまった。やっぱりおかしいのは、社会に蔓延っている「セクハラ容認」の雰囲気ではないでしょうか。

運営側は、社会に合わせてセクハラ質問を想定し、対応した「だけ」と言うこともできると思います。しかし、社会の雰囲気が変わりつつある今、「セクハラ質問を容認する」態度で済ませてしまったのは、勿体なかったように思います。「その質問にはお答えできません」と物腰やわらかなまま、セクハラを拒否する回答を用意できていれば、今回のような物議をかもすことはなかったかもしれません。(さくらさんはあくまで案内などをするAIであって、フェミニズム的な問題提起をする存在ではないので、むやみに事を荒立てる必要はありませんから。)

そして、以前からさくらさんは各所で利用されてきたようです。つまり、高輪ゲートウェイ駅のためにつくられたものではないということです。それで今になって問題が発生したということは、利用者が増えたことが大きな要因ではないかと思います。利用者が増えた結果、「セクハラ質問」が為されてしまった。それはつまり、この社会の雰囲気や、我々日本人(クソデカ主語)の、モラルの低さの現れと言うことができるように思います。

問題が山積している世の中を悲観することは簡単ですが、パワハラやセクハラなどを「問題」として取り上げることのできる社会になってきたということは、わたしはよいことだと思います。これから先、この社会が発展し、言葉の暴力などがない、穏やかな世の中になってくれればよいな、と思います。そのための土台つくりとして、わたしたちは多少苦しむことになるのかもしれないですね。