2020-04-26 ジュネを読んだりした
久しぶりにまったく夜中に眠れませんでした。この頃は外出もぜんぜんしていなくて、ただ流れていく時間を眺めて過ごすような日々です。十年来の友達とカフェでたまにおしゃべりしたり、すこし街に出て買い物をしたり、そういう何気ない日常が制限されて、やっぱり息苦しいです。
どうしたってこの現状を変えられるような力はわたしにはなくて。いつ新型コロナが終息するのかわからない、もやもやした気持ちで頭が侵されています。
そういえば、ジュネの『花のノートルダム』を読み終えました。
- 作者:ジャン ジュネ
- 発売日: 2010/10/13
- メディア: 文庫
性描写に関して、語彙をもう少し工夫すれば官能小説のような、ある種の美しさを表せるのでは……?と思ったりもしましたが、原文で露骨なワードが使われているならそれは仕方なく訳すしかないのでしょうね。ちんぽこ。羽のはえたちんぽこ。
同じくジュネの『薔薇の奇跡』も、この機に読もうと思って、読み始めました。
- 作者:ジュネ,ジャン
- 発売日: 2016/11/09
- メディア: 文庫
そう、図書館が開いていないから、読みたい本を読めずにうずうずしています。サルトルの『聖ジュネ』も併せて読もうかな、という気持ちがぽこぽこ湧いてくるのですが、購入するには愛が足りないので、図書館で借りて済ませたいのです。他にも、グレーバーの『負債論』とか、ベンティーン『皮膚』とか、高価な本はなるべく借りて読みたいです。節制。
勉強のほうですが、レポートに着手する踏ん切りがつかなくて、延々とウヨウヨしています。それでもすこしずつは進められているので、ちゃんとその頑張りは認めていって、必要以上にネガティブにならないように気をつけます。自分を追い込みがちなので……。
この日々を越えた先にどんな未来があるのか見当もつかなくて、不安ながらも、ほんのすこしだけワクワクしています。革命を待っていたので、こんな形では大分不本意ですが、それでも。
じぶんの人生を諦めないでいたいです。今日も生きようね。