日々うたかた

双極性障害の女

2020-02-23 くまと宇宙

みなさんは、「宇宙」感じていますか?

わたしは感じていません。知覚できているとは思えません。在る(であろう)のに知覚してないということは、わたしの世界にそれは無いのと変わりないのです(てきとう)。
つまるところ、くまがわたしの宇宙なんです。

くまはひとつの丸い存在です。くまひとつで完結している、どこにも依存していない、ふわふわのくま。

この丸い存在を抱えていると、広い「宇宙」を抱えている気持ちになることがあります。フジリューの『封神演義』で妲己ちゃんが地球を抱えているシーンがあった気がするけど、そんな感じ。

くまと溶け合って、ひとつのまるい宇宙になる。

このひとかかえの孤独な宇宙は、わたしだけの宇宙です。くまと溶け合うと、わたしのなかにイメージが広がります。こういうときに、先人たちが考えた色々な「世界」のかたちを思い浮かべることがあります。亀や象がささえていたり、海の果ては断崖絶壁だったり。来世があったり、前世があったり。

死者の国があったとしたら、人口がとんでもないことになってると思うんですよね。みんな4畳半とかに住んでるのかな。部屋に風呂ついてなくて、銭湯までぶらぶら歩いたりするのかな。

そんなことより、くまのやわらかさとあたたかさ、触れる感触、抱きしめたときのしっかりした感じ、そういうのを知覚できるのはやっぱりしあわせです。くまがわたしの世界にいてくれてよかった。まあ、くまは宇宙なんですけど。